矯正Dr.三嶋 一平について|博多で矯正歯科なら「むらつ歯科クリニック」

 矯正Dr.三嶋 一平について

院長の写真

矯正治療を通して
「自分が良くなっていく体験そのもの」を
楽しんでいただくことを何より大切に

医療法人 むらつ歯科クリニック

副院長三嶋 一平

Mishima Ippei

ワイヤー矯正とマウスピース矯正を両方経験している強み

矯正治療に携わって、今年で23年になります。
前半の13年はワイヤー矯正を、ここ10年ほどはマウスピース矯正を中心に行ってきました。

それぞれの装置には得意・不得意がありますが、両方を長く扱ってきた経験を生かして、基本はマウスピース、必要に応じてワイヤーも併用しながら「いいとこ取り」の治療を心がけています。
患者様にとって、できるだけ効率よく、確実に良くなる方法をご提案することが私の役割だと考えています。

矯正治療は「人生を変えるきっかけ」になる

歯並びが変われば笑顔が変わり、性格や行動までも前向きに変化していきます。

もし今、少しでも歯並びについて悩みがあるなら、どうか勇気を出してその一歩を踏み出してください。
私たちが、あなたの未来がより明るいものになるよう、全力でサポートいたします。

矯正歯科治療への想い

23年間で1800症例以上。
年間150名以上の新規患者さんの治療をさせていただいています。これは「人生を変える治療を信じて選んでくださった患者さんの数」そのものです。

しかし、私の矯正医としての道のりは、決して順風満帆ではありませんでした。

挫折から見つけた本当の使命

「歯医者、私には向いていないかもしれない」

学生時代の私は極めて不器用でした。虫歯を削って詰める練習がうまくいかず、いつも落ち込んでいました。手先の感覚が鈍い自分には、歯科医師という仕事は到底向いていないのではないか──そう思った瞬間が何度もありました。

そんな私の価値観を大きく変えたのが、矯正治療の臨床実習との出会いです。歯並びにコンプレックスを抱えていた患者さんが、治療を終えると綺麗な歯並びとともに笑顔まで変わっていく姿を目の当たりにしたのです。

それは、マイナスをゼロに戻す虫歯治療とは異なり、「マイナスからプラスへ導く」仕事でした。「この仕事を一生かけてやっていこう」──そう心に決めた瞬間です。

6年間の浪人から始まった挑戦

実は私の人生は、最初から大きな挫折から始まりました。医師である父の背中を追って医学部を目指しましたが、合格できず6年間浪人することに。

パチンコ屋に入り浸り、昼間から映画館に通う日々──「もう社会復帰できないかもしれない」そんな思いに潰されそうになったこともあります。

ようやく入学した歯学部でも、最初は「歯医者」という肩書きにどこか後ろめたさを感じ、やる気が持てませんでした。しかし、矯正治療との出会いが、私の人生の軸を定めてくれたのです。

大学病院時代──無給の8年間が築いた土台

大学卒業後は大学病院の矯正科に進みました。ほぼ無給の8年間、朝から深夜まで症例分析・ワイヤーベンディング・診断のトレーニングに明け暮れる日々。先輩の厳しい指導にも耐え、必死に技術と知識を身につけました。

今振り返ると、あの期間があったからこそ、私の矯正治療の土台がしっかり築かれたのだと思います。当時は苦しかったですが、今は心から感謝しています。

マウスピース矯正との運命的な出会い

大学病院を辞め、歯科医院の現場で矯正責任者として治療を担当する中で、あるジレンマを感じ始めました。

「ワイヤーの装置って、見た目が気になる」

「虫歯や歯周病のリスクは大丈夫?」

「矯正中のストレスが多すぎる」

──これらの患者さんのリアルな声に、私自身、堂々と答えられないもどかしさがありました。「これで本当にいいのかな……」もっと患者さんの負担を減らせる治療法があるのでは?

そんな思いを抱いていた矢先に出会ったのが、「マウスピース矯正」でした。

「こんなもので本当に歯が動くのか?」最初は半信半疑でした。でも、学会で見た症例に衝撃を受け、「これは革命だ」と直感的に確信したのです。

その日から私の生活は一変しました。休日はすべてマウスピース矯正のセミナーに費やし、少数の実践医との情報交換を重ねました。現場ですぐに試してはフィードバックし、修正を繰り返す──これを何度も何度も繰り返しました。

「マウスピースで矯正なんて無理だよ」と周囲から笑われたことも、「やっぱり無理かもしれない」と悔しさに泣いた夜も、何度もありました。それでも信じて続けた結果、少しずつ成果が見え始めたのです。

患者さんの人生が変わる瞬間──それが私の原動力

忘れられない瞬間があります。ある30代の女性患者さんは、初診時に「子供の頃からコンプレックスだった歯並びを直したいけど、大人になってワイヤーをつけるのは恥ずかしい」と話されました。

マウスピース矯正をご提案すると、彼女の目が輝いたのです。「昔ワイヤーでしか無理って言われたから、矯正を諦めてたんです。でもマウスピースでできるなら、やりたいです!」

治療開始から6ヶ月後、彼女はこう教えてくれました。「矯正治療をスタートしてから半年経っても、周りの誰からも気づかれないんです!でも、少しずつ自分の歯並びが変わっていくのを鏡で見るのが毎日の楽しみです」

そして治療終了時、涙ながらにこう言われたのです。「歯並びがコンプレックスで、人前に出るのが嫌だったんですが、自分に自信が持てるようになって、YouTubeチャンネルを立ち上げました!」

この言葉をきっかけに、私は自信を持ってマウスピース矯正を提案できるようになりました。

──これはまさに、"矯正治療の革命"だと確信したのです。

矯正治療の魅力は、歯並びだけでなく、患者さんの人生そのものに変化をもたらすこと。

このような声をいただくたびに、「この仕事をやっていて良かった」と心から思います。

この10年でマウスピース矯正は広く普及しましたが、その一方で、治療結果に悩み、辛い思いをされている患者様が増えているのも事実です。

私は、そうした現状を変えたいと強く願っています。

矯正治療は、単に歯を動かすだけの作業ではありません。あなたの笑顔を取り戻し、自信を持って人生を歩んでいただくための「未来をつくる医療」です。

私はこれからも、臨床医として、そして医療を伝える教育者として、「すべての人が自分の笑顔に自信を持てる社会」を目指し続けます。

あなたの人生の可能性を広げるお手伝いを、ぜひ私にさせてください。