正しい「舌の位置」セルフチェック!歯並びへの悪影響とおすすめの矯正治療
あなたの舌は正しい位置にありますか?
こんにちは。博多にある歯医者「むらつ歯科クリニック」です。
突然ですが、今この文章を読んでいるとき、ご自身の「舌」はお口の中のどこにありますか?
普段は無意識に過ごしているかもしれませんが、実は舌には本来あるべき「正しい定位置」が存在します。正しい位置とは、上の前歯のすぐ裏側にある「ポコッとしたふくらみ」に舌の先端が軽く触れ、舌の全体が上あご(お口の天井部分)にピタッと吸い付いている状態のことです。
もし、舌の先が前歯の裏側に強く当たりすぎていたり、下あごの方へだらんと落ちてしまっていたりする場合は要注意です。舌が間違った場所にあると、知らず知らずのうちに歯並びや全身の健康に悪影響を及ぼしてしまうことがあります。
舌の位置セルフチェック

ご自身の舌が正しい位置にあるかどうか、以下の項目でチェックしてみましょう。
鏡を見ながら確認してみてください。
・「イー」の口のまま唾を飲み込むと、上下の歯の隙間から舌が見える
・唾を飲み込むとき、舌で前歯の裏側を強く押してしまう
・ふと気づくと、いつも口がポカンと開いている
・舌の側面に、ナミナミとした「歯型の跡」がついている
・いびきをかきやすい、または滑舌が悪いと感じる
ひとつでも当てはまる項目がある場合は、舌の筋力が落ちて、本来の正しい位置より下に落ちてしまっている可能性があります。
舌の位置が悪いことで起こる3つの悪影響
舌が正しい位置から下がってしまうと、お口の中だけでなく顔立ちや全身の健康にもさまざまなトラブルを引き起こします。
具体的にどのような影響があるのか見ていきましょう。
①出っ歯や前歯が閉じないなどの歯並びの悪化
舌は筋肉の塊であり、私たちが思っている以上に強い力を持っています。無意識のうちに舌が下の前歯を押していたり、上下の歯の間に挟まっていたりすると、その力が持続的に歯へ加わり続けます。
その結果、前歯が前に押し出されて出っ歯になったり、奥歯を噛み合わせても前歯に隙間ができる状態になったりします。また、舌が上あごを内側から広げるように支えなくなるため、上あごが狭くなり、歯が綺麗に並ぶスペースが不足して歯並びがガタガタになる原因にもなります。
②虫歯や口臭のリスクが高まる口呼吸の原因に
舌が下に落ちると気道が狭くなるため、息苦しさから無意識に口呼吸になりやすくなります。常に口が開いていると、お口の中が乾燥して唾液の働きが弱まってしまいます。
唾液には汚れを洗い流したりバイ菌の繁殖を抑えたりする重要な役割があります。お口が乾燥すると虫歯や歯周病のリスクが一気に跳ね上がるだけでなく、強い口臭の原因にもなります。空気中のウイルスが直接のどに届いて風邪をひきやすくなるなど、全身の健康にも影響を及ぼします。
③顔のたるみや滑舌の低下
舌はお口周りから首にかけてのさまざまな筋肉と深く繋がっています。舌の筋力が低下して正しい位置をキープできなくなると、連動している顔周りの筋肉も緩んでしまいます。これが、フェイスラインのたるみや二重アゴを引き起こす大きな原因です。
また、舌がスムーズに動かせなくなるため、サ行やタ行、ラ行などの発音が不明瞭になり、会話の際の滑舌が悪くなることも少なくありません。
今日から始める!舌を正しい位置に戻す簡単トレーニング

下がってしまった舌を元の正しい位置に戻すには、舌やお口周りの筋力を鍛えることが大切です。舌も筋肉でできているため、毎日の簡単なトレーニングで引き締めることができます。ご自宅で特別な道具なしでできる、3つの方法をご紹介します。
お口周りの筋肉を鍛える「あいうべ」体操
舌だけでなく、お口周り全体の筋肉をバランスよく鍛えられる体操です。口呼吸を鼻呼吸へ改善するのにも役立ちます。
- 「あ」と口を大きく開ける
- 「い」と口を横に大きく広げる
- 「う」と唇を前へ強く突き出す
- 「べ」と舌をあごの先に向かって思い切り下に出す
声は出さなくても構いません。この4つの動作を1セットとして、1日30回を目安に毎日続けてみてください。
舌を上あごに引き上げるポッピング
舌を上あごにピタッと吸い付ける力を鍛えるトレーニングです。重力に負けて舌が下に落ちるのを防ぎます。
- 舌の先を、上の前歯の裏側(正しい位置のふくらみ)に当てます。
- 舌全体を上あごにギュッと吸い付けます。
- 吸い付けた状態のまま口を大きく開け、舌を下に弾いて「ポンッ」と音を鳴らします。
1日15回〜20回を目安に行いましょう。最初は良い音が鳴らなくても、筋肉がついてくると上手く鳴らせるようになっていきます。
舌回し運動で舌の筋肉を強化
唇を閉じたまま舌を大きく動かすことで、舌の根元の筋肉をしっかり鍛えます。お顔の引き締め効果も期待できる運動です。
- 唇をしっかりと閉じます。
- 歯と唇の間に舌を入れます。
- 舌の先で歯の表面をなぞるように、ぐるぐると大きく円を描いて回します。
右回りと左回りを、それぞれ10〜20回ずつ行いましょう。慣れないうちは舌の付け根がかなり疲れますが、筋肉に効いている証拠ですので、無理のない範囲で続けてみてください。
舌の癖が強い方には矯正治療がおすすめ?
舌のトレーニングでお口周りの筋肉を鍛えることは非常に大切ですが、すでに歯並びが大きく崩れてしまっている場合、自力での改善には限界があります。根本的な解決には、歯科医院での専門的な治療が必要です。
舌のトレーニングだけでは動いた歯並びは治らない
舌の筋力がついて正しい位置をキープできるようになっても、一度ズレてしまった歯や噛み合わせが、自然に元の位置へ戻ることはありません。歯を正しく並べ直すためには、やはり矯正装置による物理的な力が必要になります。
また、せっかく歯列矯正で歯並びを綺麗にしても、舌で歯を押す癖が残ったままだと、舌の力に押し負けて歯が再び元の悪い位置に戻ろうとする「後戻り」を引き起こしてしまいます。美しい歯並びを一生モノにするためには、歯を動かす治療と舌のトレーニングを並行して行うことが何より重要です。
舌の癖がある方には「マウスピース矯正」が効果的
舌で前歯を押す癖が強い方や、上下の前歯に隙間ができてしまう方に特におすすめなのが、透明な装置を使う「マウスピース矯正」です。
マウスピースは歯全体を覆う形をしているため、装着中は舌が歯に直接触れにくくなります。
そのため、舌で前歯を押す癖がある場合でも、歯への負担を減らしやすくなります。
さらに、マウスピース矯正は奥歯の位置を整えながら、開いている前歯の噛み合わせを改善しやすい特徴があります。
舌の癖が関係している歯並びにも対応しやすい治療方法です。
博多で舌の癖や歯並びにお悩みならむらつ歯科クリニックへ
無意識に出てしまう舌の癖は、ご自身の努力だけで完全に治すのはとても難しいものです。「最近歯並びが悪くなったのは舌のせいかも…」と少しでも不安を感じたら、ぜひ一度、博多のむらつ歯科クリニックへご相談ください。
当院では、現在の歯並びはもちろん、お口周りの筋肉の動きや舌の癖まで総合的にチェックし、あなたに最適な治療プランをご提案します。