ほうれい線の原因は口ゴボ?顔のたるみへの影響とおすすめの改善方法
口ゴボがほうれい線に与える影響とは?

ふと鏡を見たときや、不意に撮られた写真を見たとき、口元にくっきりと浮かぶほうれい線にハッとさせられた経験はありませんか?年齢のせい、あるいはお肌のたるみのせいだと考えて、スキンケアを頑張っている方も多いのではないでしょうか。しかし、実はいわゆる「口ゴボ」や「出っ歯」といったお口元の骨格が、ほうれい線を目立たせているケースはとても多いのです。
ほうれい線が深く・濃く見える
口ゴボの状態は、前歯や上あごが前に出ているため、自然と上唇も前方へ押し出されます。すると、鼻の横から続く頬のふくらみと、突き出た口元との間に、どうしても高低差が生まれてしまいます。
この段差があることで、お顔に当たる光の加減によって深い影が落ちやすくなります。つまり、皮膚の表面にそれほど深いシワが刻まれていなくても、口元が前に出ていることで生まれる影によって、ほうれい線が実際よりも深く濃く見えてしまうのです。これはお肌の調子が悪いというよりも、お顔の骨格による影響が大きいと言えます。
20代・30代の若い年代でもほうれい線が定着しやすくなる
ほうれい線と聞くと、年齢を重ねてからできるものというイメージがあるかもしれません。しかし口ゴボの方の場合は、20代や30代といったお肌のハリが十分にある若い世代であっても、ほうれい線がくっきりと定着しやすい傾向があります。
口元が前に出ていると、お口周りの皮膚は常に前へとピンと引っ張られた状態になります。その張った状態のまま、会話をしたり笑ったりとお顔の筋肉を動かすたびに、頬と口元の境目で皮膚が深く折りたたまれてしまいます。一枚の紙を同じ場所で何度も折ると跡が消えなくなるように、こうした折りジワが毎日繰り返されることで、若くてもお肌に負担がかかり、早い段階で深いシワとして定着してしまうのです。
口ゴボでほうれい線が目立つ3つの原因

口ゴボがほうれい線を深く見せてしまう背景には、単なる骨格の出っ張りだけでなく、毎日のちょっとした「癖」や「筋肉の使い方」が大きく関わっています。
口元が前に出ていることで、知らず知らずのうちにお顔の筋肉にどのような負担がかかっているのか、主な3つの原因を解説します。
1. 口呼吸による「表情筋の衰え」
口元が前に出ていると、自然に唇を閉じることが難しく、無意識のうちにお口がぽかんと開いてしまうことがよくあります。すると、鼻ではなく口で呼吸をする口呼吸が癖になりがちです。
お口が常に半開きの状態になっていると、口の周りをぐるりと囲む筋肉や、頬を引き上げる表情筋があまり使われなくなり、少しずつ衰えていきます。筋肉が重力に逆らって頬の皮膚を支えられなくなると、全体的にお顔がたるみ、ほうれい線がくっきりと現れてしまうのです。
2. 無理に口を閉じる「筋肉の緊張」
先ほどの口呼吸とは反対に、前に出ている歯を隠そうとして、無理に唇を閉じる癖がついてしまっている方もいらっしゃいます。写真に写るときや人と話すとき、下唇や口周りにギュッと力を入れていませんか。
常に口元へ不自然な力がかかっていると、お口周りの筋肉が過度に緊張してカチカチに硬くなってしまいます。筋肉がしなやかさを失うと、血流が滞るだけでなく、周囲の皮膚が不自然な方向へ引っ張られ続けます。この慢性的な筋肉の緊張と疲労が、お顔の自然なリフトアップ効果を奪い、シワを深く刻む原因となってしまいます。
3. かみ合わせの悪さによる「顔のゆがみ」
口ゴボでお悩みの方は、同時に歯並びやかみ合わせのバランスが崩れていることがよくあります。上下の歯が正しく噛み合っていないと、お食事の際に無意識のうちに左右どちらか一方でばかり噛んでしまう癖がつきやすくなります。
毎日何千回と繰り返す咀嚼が片側に偏ってしまうと、お顔の筋肉の発達に左右差が生まれます。一部の筋肉ばかりが発達し、使われない筋肉は衰えていくため、少しずつ顎の位置がズレてお顔全体がゆがんでしまいます。「右だけほうれい線が深い」といった左右非対称のシワも、こうした噛み癖が原因のひとつです。
自力でできる!口ゴボとほうれい線の改善方法
ほうれい線が気になり始めたとき、まずは自分でできるケアから試してみたいと思う方は多くいらっしゃいます。
もちろん、お口元の骨格そのものをセルフケアで変えることはできません。しかし、衰えてしまった表情筋を鍛えたり、硬く緊張した筋肉をほぐしたりすることで、ほうれい線を目立たなくすることができる可能性があります。
舌回し・表情筋エクササイズ
口呼吸などで使われなくなり、緩んでしまったお口周りの筋肉は、内側からしっかりと動かして鍛え直すことが大切です。そこで効果的なのが、舌を使った簡単なエクササイズです。
お口を閉じたまま、舌の先で歯の表面をなぞるように大きく動かします。このとき、ほうれい線のシワを内側から押し広げて伸ばすようなイメージで、ぐるぐるとゆっくり回してみてください。
また、左右の頬にたっぷりと空気を溜めて、ぷくっと膨らませた状態を数秒キープする動作もおすすめです。頬の筋肉が内側からストレッチされ、たるみを引き上げるのに役立ちます。
お口周りのリフトアップマッサージ
口元を無理に閉じようとしてカチカチに強張ってしまった筋肉は、優しくほぐしてリラックスさせてあげる必要があります。筋肉の緊張が和らぐと、滞っていた血流も良くなり、お顔全体がスッキリとした印象に変わっていきます。
マッサージを行う際は、お肌がこすれてダメージを受けないよう、必ずお手持ちのクリームやオイルを塗って滑りを良くしてから行ってください。あごの先から耳の横に向かって、下から上へと優しくなでるように引き上げます。
このとき、決して強い力で押し込んだり、皮膚を強く引っ張ったりしないことがポイントです。お肌に触れるか触れないかくらいの、心地よいと感じる優しい力加減で丁寧に行うことが、将来のシワを防ぐ秘訣です。
根本的な改善には「歯列矯正」がおすすめ
毎日のマッサージやエクササイズは、お顔の筋肉を健やかに保つためにとても大切な習慣です。しかし、どうしてもセルフケアだけでは、前に出ている歯並びや骨格そのものを引っ込めることはできません。
口元が前に出ていることが原因でほうれい線が深く見えたり、筋肉に負担がかかったりしている場合、その根本的な原因を取り除く「歯列矯正」が、お悩みを解決する一番の近道となります。歯並びをきれいに整えて口元を自然な位置へ下げることで、無理なくお口が閉じられるようになり、お顔全体のバランスも美しく引き締まります。
目立ちにくい「マウスピース矯正」
大人になってからの矯正治療に踏み切れない理由として、「金属の装置が目立つのが恥ずかしい」「お仕事や人付き合いに影響が出そう」というお声をよく耳にします。
そのような方に当院がおすすめしているのが、透明な素材で作られたマウスピース矯正です。歯の表面に金属をつける従来の方法とは違い、薄く透明なマウスピースを被せて歯を動かしていくため、お話ししていても周りの方にほとんど気づかれることはありません。
また、お食事や歯磨きの際にはご自身で簡単に取り外すことができるため、これまで通り美味しくお食事を楽しむことができ、お口の中も清潔に保ちやすいという大きなメリットがあります。口元を気にせず、少しずつ理想の口元へと近づけていける点で、大人の方を中心に選ばれている治療法です。
歯列矯正でほうれい線が深くなるって本当?
歯を後退させることで皮膚が余るリスク
正直にお伝えしますと、歯列矯正によってほうれい線が目立ちやすくなる場合も実際にあります。
口ゴボの状態では、前に突き出た歯によって、お口周りの皮膚は常に前へと引っ張られています。矯正治療でその前歯を大きく後ろへ下げると、今まで皮膚を内側から支えていた土台が下がるため、風船の空気を少し抜いたときのように、お口周りの皮膚が一時的に余ってしまうことがあるのです。その余った皮膚がたるみとなり、結果としてほうれい線が深く見えてしまう原因に繋がります。
適切な診断と治療でほうれい線は改善できる
ただ、すべての方に必ずそうなるわけではありません。治療によってほうれい線が深くなるのを防ぐためには、治療を始める前の丁寧な検査と診断が何よりも重要です。
患者様お一人おひとりのお顔の骨格や筋肉のつき方、お肌の張りをしっかりと分析し、歯を後ろへ下げる適切な量を見極めることで、皮膚が余るリスクを最小限に抑えることができます。
さらに、歯並びが美しく整って自然にお口が閉じられるようになると、お顔の筋肉が正しくバランスよく使えるようになります。その結果、お顔全体がスッキリと引き締まり、かえってほうれい線が薄く目立たなくなったと感じる方もいます。
博多で口ゴボでお悩みならむらつ歯科クリニックへ

ここまで、口ゴボとほうれい線の深い関係について解説しました。
鏡を見るたびに口元が気になったり、写真に写るのが少し億劫に感じたりしていませんか?そんなお悩みがあれば、ぜひお一人で抱え込まずにご相談ください。
むらつ歯科クリニックでは、単に歯並びを整えるだけでなく、お顔全体のバランスや笑顔の美しさを総合的に考えた治療を大切にしています。
「私のほうれい線は矯正で綺麗になる?」「なるべく目立たない方法で治したい」といった疑問や不安を打ち明けていただくだけでも構いません。博多周辺で口元のコンプレックスを解消し、ご自身の笑顔に自信を持っていただくためのお手伝いをいたします。